ホルンの響きに魅せられて
森村智惠子(高16回)
去る6月18日、4年ぶりに開催された関東同窓会に参加しました。
私が初めてこの会に参加したのは、もう30年以上も昔です。私の小学校1年生(現上田市立浦里小学校)の担任をして下さった小幡道子先生(旧石井 専三23)に誘われた時でした。以来ときどき参加させて頂いています。先生は90歳を過ぎた今もご健在です。
今回は久しぷりの開催であり、丸山勉さんのホルン演奏があるということで楽しみに出かけました。私は杉並区在住ですが、区内の杉並公会堂は音楽ホールとしても立派で日本フィルハーモニー交響楽団とフランチャイズ関係にあり演奏会にはよく行っています。
ホルンはギネスプックに「世界一難しい楽器」と認定されているそうですが、私はまだ生演奏を聴いたことがなくとてもよい機会でした。
演奏に先立ちホルンの歴史、奏シュトラウス、サン=サーンス、ロッシーニ・・・等が大成した、など伺いましたが、初めてのことばかりで興味がわきました。
奥様のピアノ伴奏による演奏は息もあった素晴らしいものでした。それほど広くない会場「ともしび」でしたが、目を閉じて聴いていると、音楽ホールで聴いている感覚になりました。音量、音質が見事に調和して全身に静かに染み渡り桃源郷にでも居るような感じでした。
ホルンの音色は想像以上にやさしく、抒情的でした。
多忙な丸山さんとのスケジュール調整が大変だったようですが、実現しソロ演奏を思う存分聞かせて頂き至福の時でした。早速、CDを購入しときどき聴いています。
当日、会場のテーブルには役員の方々のお心配りの茶菓、弁当にさりげなく生花が飾られ心豊かになりました。私たち後期高齢者には、飲食を伴う会合への参加は少し不安がありましたが参加出来て本当によかったと、心も癒され足取りも軽く帰宅しました。